不安症や心身症における不安、緊張、抑うつの改善に使用されるワイパックスの効果や副作用を詳しく解説します!

また正しい飲み方や服用をオススメ出来ない人についても解説していきます。

渡邉 孝正

 

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目次 必要な場所から読んでください

ワイパックス(ロラゼパム)とは?-ベンゾジアゼピン系抗不安薬

 

不安や恐怖などの精神的ストレスは大脳に神経細胞の信号として受け取られ、その信号が脳から他の組織を通って心拍数の増加、発汗、血圧の上昇など身体的な応答へと繋がります。

 

ストレスの多い現代社会において異常な不安感情を持つことで生活に支障が出てしまう病気を不安症と呼びます

他の神経疾患のように幻覚などを見たりコミュニケーションに障害が出ることはありませんが不安により極度の緊張状態におちいったり恐怖を感じるなどの症状が出てきます。

 

このような不安症には脳内で神経の興奮を抑える働きをするアミノ酸の1種類であるGABA(ギャバ;Gamma-Aminobutyric Acid)という物質の作用を強めるベンゾジアゼピンという薬が有効であることが古くから知られていました。

ベンゾジアゼピンに似た構造の化合物の中から副作用を低減したロラセパムが見出されてきました。

ワイパックスロラゼパムを主成分とする抗不安薬です

 

ワイパックスとはこんな時に服用します

抗不安薬には不安の発作が出た時に不安感情を鎮静化する短時間あるいは中間作用型の薬と朝方や起床時などの長時間の不安をコントロールする薬があります。

 

ワイパックスは不安発作が出た場合に短時間で不安や緊張感を和らげ気分をリックスさせる抗不安薬の第1選択薬として使用されている薬です

 

ワイパックスの種類・形状・サイズについて

ワイパックスは内服の錠剤しか販売されていません(下表)。

種類 ワイパックス錠0.5mg ワイパックス錠1mg
形状 白色の素錠 白色の素錠(割線入り)
サイズ 直径;6.4mm、厚さ;2.4mm

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ワイパックスの効果・効能

 

ワイパックスは不安症や心身症における不安、緊張、抑うつの改善に効果があります

 

心身症・不安症・パニック障害の症状を軽減する効果

不安症にはストレスが原因で様々な病気を引き起こす心身症、人が混雑した状況に居ると急に恐怖や窒息感を感じるパニック障害などがあります。

これらの症状に対してワイパックスが有効であることが臨床試験で明らかとなっています。

 

自律神経失調症への効果

心身症の中に自律神経失調症と呼ばれるカテゴリーの症状があり身体的な原因は無いのに精神心理的な原因で倦怠感、頭痛、不眠、消化管症状、不安感などの症状が出てきます。

自律神経失調症を含めた心身症に対してワイパックスの有用性が臨床試験で確認されています。

 

更年期障害への効果

エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの分泌が低下する閉経の前後5年間を更年期といいます。

更年期には不安症やうつ病などの精神疾患に似た症状も出てくるため、これらの症状の改善にワイパックスなどの抗不安薬が処方されます。

 

うつ病への効果

興味や喜びを感じることが出来なくなることや意欲の低下などの精神的症状の他に不眠、食欲不振やけん怠感などの身体的症状を示すうつ病があります。

原因として脳内の神経信号を伝える物質であるセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンの作用が不足していると考えられており、それらの脳内物質の作用を強める薬が抗うつ薬として使用されています。

 

しかしこれらの薬は効果が出るまでに2週間以上必要なため、抗うつ薬の効果が出るまでの間に不安や焦燥感を改善できるワイパックスなどの抗不安薬が用いられています

 

不眠症への効果

ベンゾジアゼピン系の薬は抗不安薬として用いられますが、これらの中で催眠効果の強い薬が不眠症を改善する睡眠薬として用いられます。

 

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬であるワイパックスにも不眠症に対する効果は期待できますが睡眠薬としての臨床試験は行われておらず適用がないため他のベンゾジアゼピン系の薬が睡眠薬として使用されています。

 

緊張型頭痛・頚椎症・腰痛症・肩こり・けいれん性の病気への効果

ワイパックスと同じベンゾジアゼピン系抗不安薬には筋弛緩作用、抗けいれん作用を有する薬がありますがワイパックスは、これらの薬理作用に関する臨床試験は行われておらず適用がありません。

 

統合失調症・躁病の急性期への効果

統合失調症は感情、思考や行動を統合する能力が低下し幻覚や妄想、意欲低下や感情の平坦化が起こる疾患です。

発症や再発した時には興奮状態になる場合がありワイパックスなどのベンゾジアゼピン系の抗不安薬を鎮静化のために用います。

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ワイパックスの副作用

 

ワイパックスの副作用一覧

10,808名中で副作用の報告は1,244名(11.5%)に眠気やふらつきなどの精神神経系の副作用や悪心。食欲不振などの消化器系の副作用が主に認められました。

頻度は不明ですが重大な副作用として依存症、刺激興奮・錯乱があります

 

また他のベンゾジアゼピン系の薬で呼吸抑制の副作用が認められています。

その他の副作用を下表にまとめています。

症状 頻度
精神神経系 眠気 3%以上
ふらつき、めまい、立ちくらみ、頭重、不眠 0.1%~3%未満
頭部圧迫感、耳鳴、歩行失調、複視、霧視、舌のもつれ等 0.1%未満
循環器系 動機 0.1%~3%未満
血圧 0.1%未満
肝臓 肝機能異常 (不明)
過敏症 掻痒感、発疹 0.1%未満
浮腫・血管性浮腫、呼吸困難 (不明)
その他 倦怠感、脱力感 0.1%未満

 

依存・長期連用(薬が止めにくい)とその対処法

ワイパックスは不安発作時における頓用使用が一般的です。

しかし長期間、頻繁に使用すると依存症が問題となってくるため、その場合には漫然と使用するのではなく長時間作用型の他のベンゾジアゼピン系抗不安薬に置き換えましょう。

 

刺激・興奮・朦朧症状とその対処法

刺激・興奮・もうろう状態が現れることがあります。

対処法として薬の減量が必要ですが急激に減量すると痙攣発作や幻覚、不眠などの症状が出てきますので2週間ごとに1/4ずつ緩やかに減量していきます

 

 

眠気・注意力低下とその対処法

眠気や注意力低下が起こりますので自動車の運転や危険を伴う機械の操作などは避けなければなりません。

 

ふらつき・めまいとその対処法

ふらつきやめまいが起こる場合があります。

生活に支障が出るほどならば医師に相談して薬を徐々に減量するなどの処置を受けてください。

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ワイパックスの用量用法・服用方法

 

ワイパックスの正しい飲み方や服用回数

ワイパックスは成人に対して1日に1~3mgを2~3回に分けて服用します

年齢や症状に応じて服用量は増減します。

 

ワイパックスの妊婦や授乳中の服用方法

安全性に問題があるので可能な限り使用は避けますが治療上の有益性が副作用リスクを上回ると医師により判断された場合のみ使用します。授乳は出来るだけ避けてください。

 

ワイパックスの高齢者の服用方法

成人に対する投与量よりも少量から開始して運動失調などの副作用に注意しながら服用します。

 

薬剤師からのワンポイントアドバイス

ワイパックスなどのベンゾジアゼピン系の抗不安薬は自分の飲みたいときだけ飲む方法を多用すると薬を止められなくなる習慣性などが付きやすくなります。処方された服用方法を守って使用してください。

お薬画像

 

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ワイパックスが効くまでの時間

 

ワイパックスが効くまでの時間に関しては臨床試験で確認されたことはありません

 

動物を用いた試験でワイパックスの主成分であるロラゼパムを投与2時間後には血中濃度と同じ濃度で神経系に到達していることが確認されていますので投与2時間後までには薬の作用が出始めていると推測できます

 

ワイパックスの効果持続時間や服用間隔

 

血中濃度の半減期について

健常成人がワイパックスの主成分であるロラゼパムを服用してから2時間後に血中濃度は最高値に達しています。

半減期は約12時間で24時間後には血中から完全に消失しています

 

各症状別の服用量・服用間隔を示す

ワイパックスは不安症や心身症に対して1日1~3mgを2~3回に分けて服用します

不安発作が起きた場合や起こりそうな時間帯に頓用で服用します。

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ワイパックスが効かない!そんな時の対処法

 

抗不安薬は作用時間の長短に応じて下の表に示す長所と短所があります。

使用する目的によって使い分けます。

ワイパックスの作用時間は中間型です。

薬の効果が切れて不安や緊張などの症状が出やすく効いていないと感じる方は作用時間がより長い抗不安薬に変更することで長時間の症状改善を得られます。

 

ワイパックスの服用がお勧めできない人

 

ワイパックスの妊娠中・授乳中の服用

妊娠中、授乳中の女性に対するワイパックスの安全性は確認されていません

 

ワイパックスと同じベンゾジアゼピン系の薬を服用することで胎児の奇形、新生児への精神症状などの副作用の出てくることが報告されています。

また動物の研究においてワイパックスの主成分ロラゼパムを投与した場合に乳汁から新生児にロラゼパムが移行していることも分かっています。

 

危険な副作用が出てくる可能性がありますので妊娠中のワイパックスの使用は治療上危険性を上回る有益性があると医師が判断した場合のみに使用してください。

ワイパックスの使用中は授乳を避けてください

 

ワイパックスの乳児・幼児の使用

小児に対する安全性は分かっていません。

他のベンゾジアゼピン系抗不安薬では新生児に神経系の副作用が認められたことが報告されています。小児への使用は避けてください

 

ワイパックスの高齢者の服用

高齢者は服用できますが運動失調などの副作用が出やすいため成人の投与量よりも少量から服用を開始してください。

 

 

その他

ワイパックスを使用することで症状が悪化する危険性が高い急性狭隅角緑内障と重症筋無力症の患者では使用が禁じられています。

 

また心臓、肝臓、腎臓に障害のある患者や重症・中等度の呼吸不全の患者には症状を悪化する危険性があるため慎重に使用しなければなりません。

衰弱している患者や脳に器質的な障害のある患者にはワイパックスの効果が強く出過ぎる危険があるため注意深く副作用を確認しながら慎重に使用しなければなりません。

 

ワイパックスと他の抗不安薬を比較

 

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は作用時間の長短で使用方法が異なります

短時間作用型の抗不安薬は発作を抑えるために使用し長時間作用型では夜間や朝方などの服用後長時間にわたって不安症状を抑えるために使用されます。

 

ワイパックス(ロラゼパム)、レキソタン(プロマゼパム)は作用時間中間型です。短時間作用型としてデパス(エチゾラム)、リーゼ(クロチアゼム)などがあり、発作時の頓用使用される抗不安薬です。

 

抗不安薬は併せ持つ睡眠効果や筋弛緩作用によって様々な用途に使い分けられています。

 

ワイパックスとレキソタンの違い

ワイパックスとレキソタンは効き目の早い発作時の不安症状に有効な抗不安薬です。

ワイパックスは肝臓で代謝されないため肝臓に障害のある患者や高齢者に使いやすく抗不安以外の作用は他の薬よりも際立っていないため発作時の頓用で使用する抗不安薬の第1選択薬です

 

一方レキソタンは筋弛緩作用や痙攣を抑える作用が強いため睡眠障害や麻酔前の弛緩作用の効果を併せ持つ抗不安薬です

 

 

ワイパックスとデパスの違い

ワイパックスとデパスは効き目の早い発作の抑制に有用な抗不安薬です。

ワイパックスは肝臓で代謝される薬ではないため肝障害のある患者や高齢者など多くの患者で使いやすいため頓用で使用する抗不安薬としての第1選択薬です

 

一方デパスは催眠作用が強いため睡眠障害の治療にも使用される抗不安薬です

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ワイパックスの飲み合わせに注意!

 

併用することで危険性が高く禁じられている薬はありませんが慎重に使用することが必要な薬はあるので下表にまとめています。

併用する薬剤 注意するべき症状 機序
中枢抑制剤(フェノチアジン系、バルビツール系

モノアミン酸化酵素阻害剤

アルコ-ル(飲酒)

眠気、注意力・集中力・反射運動能力の低下 相互に中枢抑制作用を増強
マプロチリン塩酸塩 眠気、注意力・集中力・反射運動能力の低下 相互に中枢抑制作用を増強
急な減量による痙攣発作 ワイパックスで抑えていたマプロチリン塩酸塩の痙攣誘発作用の発現
ダンドロレンナトリウム水和物 筋弛緩 相互の筋弛緩作用の増強
プレガバリン 認知機能障害、粗大運動機能障害 ワイパックスとプレガバリンの相加作用

 

ワイパックスは市販で手に入る?

 

ワイパックスなどのベンゾジアゼピン系の抗不安薬は病院で処方される医療用医薬品です

 

ワイパックスと同じ成分の市販薬

ワイアックスの主成分であるロラゼパムを含む抗不安薬はドラッグストアや薬店などの市販薬としては購入できません

 

ワイパックスの添付文書について

 

ワイパックス錠0.5mgと1mgの添付文書は2017年3月の改訂版がファイザー株式会社から出されています。

服用前にご一読ください。

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ワイパックスのQ&A

 

 

Q&A

ワイパックス0.5mg/1日1回を服用で薬への耐性が出来てしまうのか?頓服での処方を受けているが、最近2日に1回のペースで服用しているため、ペースが速いのではと心配している。

頓用で使用しているワイパックスを長期間、頻度高く使用すると依存症などの副作用が生じてきます。

医師に使用状況を説明して他の長時間作用型の抗不安薬への変更などを相談してください。

ワイパックス1mgを1日1回何錠まで飲んでも良いのか?

ワイパックスは短時間作用型の抗不安薬で不安発作に対して頓用で使用します。

このよう短時間作用型の抗不安薬には副作用として依存症を引き起こす危険があります。効き目のある範囲内で1回の使用量は少なくし長期間頻繁に用いないことが依存症を起こさせない使用法の注意点となります。

ワイパックスは1日に1~3mgを2~3回に分けて服用することが基本となりますので1回の最大使用量は1.5mgまでとなります。1回の最大使用量を症状に応じてさらに増量する場合は医師の指示に従ってください。。

ワイパックスは双極性障害にも適用する薬なのか?

以前は躁うつ病と呼ばれていた双極性障害のうつ状態にはリチウムや抗てんかん薬が用いられ躁状態には統合失調症の薬である非定型抗精神病薬が有用です。

また不安や緊張の緩和のためにワイパックスが頓用で使用されることがあります。

心療内科に通院中でワイパックスを服用しているが、最近家族から腹が出てきたと指摘され、ショックで食べたものを吐いてしまったり、極端な神経過敏症状が出ていると病院でも指摘を受けた。オランザピンを追加で処方されたが、これは神経病患者の烙印を押されたのか?

不安症の治療にはワイパックスなどの抗不安薬の他にオランザピンなどうつ病の薬なども不安の改善に効果かあるため処方されることがあります。

これらうつ病の薬は効果が出るのが数週間と遅くワイパックスなどと併用した後にオランザピンの単独処方で不安症の治療を行うことがありますので精神病患者の烙印が押されたわけではありません。薬の服用で症状が落ち着いて来たら薬の減量や中止などの検討を始めてください。

ワイパックスの効き目が感じられないが何か対処する手段はあるか?

ワイパックスは不安発作が生じたときに発作を鎮める薬で不安症状を長期に抑える薬ではありません。

不安症状を長期間にわたってコントロールしたい場合は他の長時間作用型の抗不安薬を医師に処方してもらってください。

強迫性障害でイフェクサー・リフレックス・ワイパックス・レキソタンを服用しているが、効果がなかなか得られない。別の薬に変更するべきか?

不必要と分かっていても不安からやめられない行動をする症状は脅迫性障害と呼ばれる不安症の1つです。

不安症の薬物療法として抗不安薬のワイパックスやレキソタン、抗不安作用を示すうつ病の治療薬イフェクサー、レフレックスなどが処方されます。不安症の治療は薬物療法のみではなく症状を引き起こす環境要因を改善することや精神療法なども有効です。

また強迫性障害の治療法として深部脳刺激療法なども行われることがあります。薬物療法以外の治療法についても考慮することをお勧めします。

社会不安障害とパニック障害を罹患しているが、ワイパックスとソラナックスではどちらがより効果があるといえるか?

患者においてワイパックスとソラナックスの社会不安障害やパニック障害に対する効力を比較した臨床試験は行われてませんので、どちらがより効果があるかは分かっていません。

ワイパックスとメイラックスはどのような違いがある薬か?併用しても問題ない薬か?

ワイパックスは不安の発作などが起きた時に頓用で使用する薬でメイラックスは不安症を長期的に抑える薬です。

両方ともベンゾジアゼピン系の薬で併用すると効きにくくなります。ワイパックスでは十分に不安症状を取り除けない場合にはワイパックスの服用を徐々に減少するとともにメイラックスに置き換えるようにしてください。置き換える時に抗不安作用のある抗うつ薬や非定型向精神薬が処方されることもあります。

双極性障害の患者で、統合失調症ではないと医師から診断を受けているが、統合失調症の顕著な症状の1つである感情の平坦化が最近で始めた。通常デパケン・リーマス・ジェイゾフゾロフトを不穏時にはリスバタールを、頓服としてワイパックスを処方されている。統合失調症に変異したのか?このままこれらの薬を続けてもいいのか?

双極性障害は躁状態とうつ状態が交互に生じる疾患でうつ状態の時に喜びや興味を喪失する感情の平坦化が起こります。

薬による治療としてはうつ状態にはリチウム(リーマス)、抗てんかん薬(デパケンなど)、抗うつ薬(ジェイゾフロフトなど)を、躁状態には非定型向精神薬(リスバタールなど)が処方され不安や緊張が顕著な時には頓用の抗不安薬(ワイパックスなど)が処方されます。双極性障害の薬物療法を受けていると考えられますので症状が改善しているかを確認し医師と相談しながら治療を続けてください。

ワイパックスを1日2錠服用しているが、眠気がひどくて辛い。どうしたらよいか?

薬の副作用が出て生活に支障がある場合は薬の減量か他の薬への置き換えをします。

ワイパックスのような抗不安薬を減量する場合は急に中止すると不安、焦燥感、不眠などの症状が出てしまうため2週間ごとに1/4量ずつを少しずつ減量しなければなりませんので医師に相談して減量などの処置を受けてください。減量時にはうつ病の薬や非定型抗精神病薬の抗不安作用を利用して、これらの薬を併用する場合や薬の置き換えをする場合があります。

不安障害の症状に効果が出てくるまで大体どのぐらいの時間続けてがかかるでしょうか?

ワイパックスは服用2時間後に血中濃度が最高に達し神経系においても同濃度に達していますので2時間以内には効果が出てきていると考えられます。

朝1mgの処方を朝・昼2回の0.5mgに分けて服用しても効果としては同じと考えて良いでしょうか?

1回の服用量が2倍量と異なるので効果の強さが異なる可能性があります。

同様の効果でしたら服用量は、これまでの半量で使用することをお勧めします。また服用頻度が違うため効果の持続時間は異なります。ワイパックスは不安の発作を抑える薬ですので発作時や発作が起こることが予想される時間帯に合わせて最小の必要量を服用する使用方法でお願いします。必要より多くの量を頻度多くに服用すると依存症などの副作用が出てしまいます。

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薬剤師 まとめ

今回の内容は医薬品の添付文書・インタビューフォーム、「今日の治療薬2017」、「ぜんぶわかる脳の辞典(成美堂出版)」を参考にしています。ワイパックスについて下表にまとめています。

商品名 ワイパックス錠0.5mg、1mg
主成分 ロラゼパム
薬理作用 神経抑制因子GABAの作用を増強することで不安や緊張を伝える神経の働きを抑える作用
適用疾患 不安症・心身症の不安・緊張・抑うつの改善
用法用量 1日に1~3mgを2~3回に分けて経口投与
薬物動態 服用2時間後に最高血中濃度に達する
副作用 ●重大な副作用;依存性、刺激興奮・錯乱、(類薬)呼吸抑制

●その他の副作用;(精神神経系)眠気、めまい、ふらつき、立ちくらみ、頭重、不眠、頭部圧迫感、耳鳴、歩行失調、複視、霧視、舌のもつれ、(循環器系)動悸、血圧、(肝臓)肝機能異常、(過敏症)掻痒感、発疹、浮腫・血管性浮腫、呼吸困難、(その他)倦怠感、脱力感

 

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