風邪をひいた時に絡む痰や鼻水を切る薬として昔からあるムコダイン錠500mgの効果や副作用を詳しく解説します。

また効果持続時間や服用をオススメできない人についても解説していきます!

椿 優子(仮)

日本薬科大学 助手

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目次 必要な場所から読んでください

ムコダイン錠500mgとは?

 

ムコダイン錠とは日局L—カルボシステイン錠(一般名)のことで杏林(きょうりん)製薬がムコダインという商品名で製造・販売しています。

英語のMucous粘液とDynamic流動化の意味より粘液を流動化する。つまり粘液の排泄を促す薬という意味を込めて名付けられました。

 

ムコダイン錠には500mgと250mgの規格があります。

その他、子供向けにムコダインシロップ5%(水薬)やムコダインDS(ドライ)50%シロップ(水に溶かすと速やかにシロップになる粉薬)などの剤形が存在します。

 

特に風邪をひいた時に絡む痰や鼻水を切る薬として有名で昔からある薬ですが現在でも医師から多く処方されています。

日局…日本薬局方の略 日本薬局方とは医薬品に関する品質規格書のこと。

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ムコダイン錠500mgはこんな時に服用(使用)します

上気道炎(咽頭炎・喉頭炎)…ウイルスなどに感染し咽頭や喉頭に炎症が起き喉が赤く腫れるなどのいわゆる風邪の初期に起こる事が多い症状です。

 

発熱、咳、鼻水、頭痛、関節痛などは体の正常な防衛反応ですがこれらの反応が苦痛や不安を引き起こすことがあります。

ムコダイン錠は痰が絡む咳や鼻水などを出しやすくすることにより苦痛や不安を取り除く為に使われます。

 

急性気管支炎、慢性気管支炎、気管支喘息、気管支拡張症…気道に炎症がおき気管支が収縮または拡張して息ができなくなる症状です。

 

激しい咳が出たり痰が絡んだりするので痰を出しやすくする為にムコダイン錠は使われます。

気管支炎をこじらせてしまうと肺炎に進行してしまいますので早めの治療が大切です

 

肺結核…結核菌の吸入により肺に起こる感染症。微熱、咳・痰などが症状として現れます。

ムコダイン錠は痰を出しやすくする。痰を切るために使われます。

 

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の排膿…風邪などにより副鼻腔に炎症が起き炎症により発生した膿が排泄されず溜まるとより慢性化し症状が悪化します。

ムコダイン錠はこの膿を出しやすくする為に使われます。

 

滲出性中耳炎の排液(小児)…鼻の奥から中耳にかけて炎症がおき通気が悪くなる症状です。

ムコダイン錠はこの鼻から中耳に溜まる排液を出しやすくする為に使われます。

 

 

ムコダイン錠500mgの種類・形状・サイズについて

ムコダイン錠500 成分・含量

添加物

 

 

剤形

色調

外形

識別コード

L–カルボシステイン500mg

クロスカルメロースナトリウム、ポリビニルアルコール、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、タルク

フィルムコーティング錠

白色

直径:15.1mm  短径:6.6mm  厚さ:5.7mm 質量:約561mg

KP–777

ムコダイン錠250 成分・含量

添加物

 

 

剤形

色調

外形

識別コード

L–カルボシステイン250mg

クロスカルメロースナトリウム、ポリビニルアルコール、ショ糖脂肪酸エステル、ステリアン酸マグネシウム、ヒプロメロース

フィルムコーティング錠

白色

直径:8.6mm  厚さ:4.5mm  質量:約280mg

KP–256

 

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ムコダイン錠500mgの効果・効能

 

ムコダイン錠500mgの気道粘液調整の効果

ムコダイン錠には気道粘液の粘りを弱くする効果があります。

 

粘液には水90%とムチン1%という粘り成分が含まれています。

ムチンはフコース、シアル酸を含みムチン成分のうちフコースの量が減ると粘液はサラサラになります。

 

ムコダイン錠は粘液の成分であるフコースとシアル酸を正常化する事で粘りを取りサラサラに近づけます。

 

粘りのある痰や鼻水が喉に落ちてくると不快感を感じながら毎日を過ごすことになります。

ムコダイン錠はこの不快感を取り除く為に使われます。

 

 

ムコダイン錠500mgの粘膜正常化の効果

ムコダイン錠には鼻粘膜を正常な状態に導き粘液の成分であるムチンを生み出す細胞に働きかけることにより粘りを減らしサラサラの粘液になるように働きかけます。

 

また粘膜を正常化に導くことにより細菌やウイルスへの抵抗力を高め膿がひどくならないようにする効果があります。

 

ムコダイン錠500mgの鼻づまりを和らげる効果

ムコダイン錠には鼻粘膜を正常な状態に導き粘液の粘りを減らす効果があるため鼻づまりを和らげます。

 

ムコダイン錠500mgの喘息などの去痰効果

喘息は気道(鼻から喉そして肺につながる気管支までの道のり)などが過敏に反応し気管支が収縮して息を吐くことができなくなる病気です。

 

喘息は気道過敏症による慢性的な気道炎症を抑えることが予防になり悪化させないようにすることが治療の目標となります。

ムコダインは粘膜を正常化に導くことにより細菌やウイルスへの抵抗力を高め気道炎症を抑える効果があります

 

また、粘り気のある痰をサラサラにして痰を出しやすくする効果があります

 

ムコダイン錠500mgの滲出性中耳炎の排液の効果

滲出性中耳炎の治療では鼻の奥と中耳の間の通気を良くすることが大切です。

鼻の奥に鼻水が溜まっていると通気が悪くなります。

 

ムコダインはこの鼻の奥と中耳の間の通気をよくする為に排液作用を発揮します。また耳の粘膜を正常化する働きや炎症を抑える作用も認められています。

 

なお滲出性中耳炎による膿が溜まった状態は小児によくみられる症状でこれらの適応はシロップ剤とドライシロップ剤のみに認められておりムコダイン錠にはこれらの適応はありません。

 

薬剤師からのワンポイントアドバイス

ムコダイン錠は去たん薬に分類され細菌やウイルス、異物などをたんや鼻水によって体の外へ排出しやすくする作用を持ちます。細菌やウイルスなどの病原体の感染により引き起こされる粘膜等の炎症症状に伴い鼻水が出る、たんが絡むなどの症状は私たちにとって大変不快です。ムコダイン錠はこれらを取り除くための対症療法として用いられます。あくまでも根本的な治療ではないのですがこのような不快な症状を放っておくと症状が慢性化し、時に重大な症状・病気に進行していく恐れがありますので早めの受診をお薦めします。

お薬画像

 

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ムコダイン錠500mgの副作用

 

ムコダイン錠500mgの副作用一覧

ムコダインは一般的に副作用が少なく、安全性が高い薬だと言われていますがまれに重大な副作用も報告されています。

 

重大な副作用

1)  皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)…高熱(38℃以上)、全身倦怠感などの症状を伴って口唇・口腔、目の充血、目やになど、全身に紅斑、びらん、水泡が多発し表皮の壊死性障害を認める疾患です。

 

2)  中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)…皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)様の症状で皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)から発症する場合が多いです。

 

3)  肝機能障害、黄疸…肝機能障害は初期症状がまったく出ませんが肝機能障害が進行し肝硬変や肝臓がんに発展してしまいます。食欲不振、体重減少、全身の倦怠感、目や皮膚が黄色になる症状です。

 

4)  ショック・アナフィラキシー様症状

アナフィラキシーの症状は様々ですがもっとも多いのは蕁麻疹、赤み、かゆみなのどの「皮膚症状」。

次にくしゃみ、咳、喘鳴、息苦しさなどの「呼吸器の症状」。

さらには血圧低下などの循環器症状もみられます。

 

これらの複数の臓器にわたり急速にあらわれるのがアナフィラキシーの特徴です。

特に急激な血圧低下で意識を失うなどをショック症状といいます。

 

これらの重大な副作用が起きた場合はムコダイン錠の服用を中止しすぐに病院を受診し医師に相談してください。

 

 

 

その他 副作用

  0.1〜5%未満 0.1%未満 頻度不明
消化器 食欲不振、下痢、腹痛 悪心、嘔吐、腹部膨満感、口渇 等  
過敏症 発疹 湿疹、紅斑 等 浮腫、発熱、呼吸困難
その他   掻痒感  

またこれらの異常を感じた時は直ちに使用を止めて医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

 

食欲不振の症状とその対処法

食欲不振の症状が出た場合は服用を中止し次回、病院を受診した際に医師に報告と相談をしましょう。

 

発疹の症状とその対処法

発疹の症状は重大な副作用の可能性があります。服用を中止しすぐに病院を受診し医師に相談しましょう。

 

腹痛の症状とその対処法

腹痛の症状がでた場合は服用を中止し次回、病院を受診した際に医師に報告と相談をしましょう。

 

湿疹の症状とその対処法

湿疹の症状は重大な副作用の可能性があります。服用を中止しすぐに病院を受診し医師に相談しましょう。

 

紅斑の症状とその対処法

紅斑の症状は重大な副作用の可能性があります。服用を中止しすぐに病院を受診し医師に相談しましょう。

 

下痢の症状とその対処法

下痢の症状が出た場合は服用を中止し次回、病院を受診した際に医師に報告と相談をしましょう。

 

浮腫の症状とその対処法

浮腫は重大な副作用の可能性があります。服用を中止しすぐに病院を受診し医師に相談しましょう。

 

発熱の症状とその対処法

発熱は重大な副作用の可能性があります。服用を中止しすぐに病院を受診し医師に相談しましょう。

 

呼吸困難の症状とその対処法

呼吸困難の症状は重大な副作用の可能性があります。服用を中止しすぐに病院を受診し医師に相談しましょう。

 

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ムコダイン錠500mgが効くまでの時間

ムコダイン錠500mgは約30分で効果が少しずつ出てきます。

約2時間後には最高血中濃度に達しその後、約7時間〜8時間かけて体内から消失していきます。

 

ムコダイン錠の効果は実感しにくい時もありますが医師の指示に従って決められた期間服用しましょう

 

ムコダイン錠500mgの効果持続時間や服用間隔

通常成人は1回500mgを1日3回 服用します。なお年齢、症状、体格、体質により適宜増減します。1日2回〜1回に減量される場合もあります

 

服用間隔は4時間〜6時間ほど間隔をあけて毎食後に服用するように医師から指示が出ることが多いです。

 

2時間以内など極端に短い時間に続けて服用すると副作用などが出やすくなる危険性もあります。

実際に薬を使用する場合は医師の指示通り服用しましょう。

 

ムコダイン錠500mgが効かない!そんな時の対処法

ムコダイン錠は劇的に効果を実感できるような薬ではありません。

 

ムコダイン錠の効能・効果は

①痰、膿、鼻水の粘りを弱くする。出しやすくする。

②副鼻腔炎や気管支の粘膜の荒れを修復し粘膜自体の抵抗力を高める。

を理解した上で根本的な原因を治療してくれるわけではなく症状を軽くするだけだということを理解しておいてください

 

そのため、飲んでも効いている気がせず効かないならやめてしまっても良いのでは?と考える方もいるかもしれませんがムコダイン錠は薬の効果を実感できるまでに比較的時間がかかることも多いため医師から処方された日数分を飲み続けることが重要です

 

効果が実感できなくても症状を軽くすることが慢性的な症状や重大な病気に発展する事を防ぎますので医師の指示通りに飲み続けることを心がけてください。

 

その上で効果がないのであれば病院を再受診し医師に相談してください。

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ムコダイン錠500mgの服用がおすすめできない人

 

ムコダイン錠500mgの妊娠中・授乳中の服用

妊娠中の婦人には安全性が確立されていないため服用はおすすめできません。

これは、妊婦で試験をするという人体実験を行うことが不可能な為、安全性についてよくわかっていない為です。

 

ただ、治療上の効果が上回る場合は医師の判断に基づき処方される場合もあります。その場合は医師によく相談し医師の指示に従いましょう。

 

授乳中の婦人には母乳への移行がほとんどないため授乳中に服用しても安全とされています。

 

 

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなどの注意が必要です。

医師の指示通り決められた用量を服用するようにしましょう。

 

慎重投与

⑴   肝障害のある人が服用した時、肝機能が悪化することがあります

心あたりのある方はあらかじめ医師に相談しておきましょう。

 

⑵   心不全のある人が服用し悪影響を及ぼしたことがあるとの報告があります。

心あたりのある方はあらかじめ医師に相談しておきましょう。

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ムコダイン錠500mgとムコソルバンを比較

 

ムコダイン錠500mgとムコソルバンの違い

ムコダイン錠は痰に直接作用して痰の粘り気を滑らかにし痰を出しやすくします。

ムコソルバン錠は痰に直接作用せず気道粘膜を滑らかにし痰を出しやすくします。ムコダイン錠には咽頭炎、喉頭炎の適応がありますがムコソルバンにはありません。

 

また、ムコソルバンには塵肺(じんはい)症、手術後の喀痰喀出困難の適応がありますがムコダインにはありません。

薬の作用が違うので同時に処方されることもあります。

 

ムコダイン錠500mgの飲み合わせに注意!

ムコダイン錠との組み合わせに注意が必要な薬は基本的にありません。

他の薬と一緒に使用することができます。

 

ムコダイン錠とよく一緒に使われる薬として解熱鎮痛薬、喉の炎症を抑える薬、喉の腫れを抑える薬、咳止め、感染症を抑える抗生物質などがあります。

これらは風邪の症状でよく使われる組み合わせです。

 

また、市販薬の解熱鎮痛剤等と一緒に飲んでも問題はありませんが、医師や薬剤師に相談してから使用することをお薦めします。

 

ムコダイン錠500mgは市販で手に入る?

 

ムコダイン錠500mgと同じ成分の市販薬

ムコダイン錠500mgと全く同じ市販薬は存在しませんが市販薬ではムコダイン錠250mgを1日3錠(成分であるL–カルボシステインを最大750mg)服用するイメージでムコダインの成分であるL–カルボシステインを含む去痰薬、咳止め、風邪薬などが存在します。

 

去痰薬:ストナ去たんカプセル/佐藤製薬

 

咳止め:新エスエスブロン錠エース/エスエス製薬

 

風邪薬:ストナプラスジェルS/佐藤製薬

:ベンザブロックLプラス/タケダ

:パブロンSゴールドW/大正製薬

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ムコダイン錠500mgにまつわるQ&A

 

 

Q&A

何歳から服用してもいいのですか?

ムコダイン錠500mgは通常成人に医師から処方される薬ですが幼・小児にはムコダインDS50%(ドライシロップ)やムコダインシロップ5%などが処方されます。

用量については体重で計算し決めていきます。ムコダインDS50%はカルボシステイン(成分)として1回10mg/kg(ムコダインDS50%を0.02g/kg)

ムコダインシロップ5%はカルボシステイン(成分)として1日30mg(ムコダインシロップ5%を0.6ml)を3回に分割して服用します。

ムコダインDS50%とムコダインシロップは0歳児から飲めるお薬です。

妊娠中や授乳中の体への影響や、子供への影響が心配されますが。

妊娠または妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましいとされています。(妊娠中の投与に関する安全性は確立していません。)

これは、妊婦で試験をするという人体実験を行うことが不可能な為、安全性についてよくわかっていない為です。

ただ、治療上の効果が上回る場合は医師の判断に基づき処方される場合もあります。その場合は医師によく相談し医師の指示に従いましょう。

授乳中の使用については母乳中に薬が移行する可能性がほとんどなくムコダインは授乳中に使用しても安全だとされています。そのため子供への影響を心配することはありません。

ムコダイン錠500 mgを市販で買うことができますか? 価格に違いがありますか?

ムコダイン錠500mgは医療用医薬品のため市販で買うことはできませんがムコダイン錠の成分カルボシステインを1日量750mgを含む去痰薬、咳止め、風邪薬の市販薬は存在します。

ムコダイン錠500 mgの病院処方薬と市販薬では成分に違いがありますか?

処方薬のムコダイン錠(成分:カルボシステイン)と市販薬の成分:カルボシステインに違いはありません。

ただ市販薬にムコダイン錠の成分であるカルボシステインのみの単一のお薬は存在しません。市販薬ではムコダイン錠の成分であるカルボシステイン錠を含む風邪薬や去痰薬などが存在します。

一緒にムコスタ(胃の粘膜保護薬)を処方されたのですが、市販ではムコスタは買えません。やはり胃薬は何か併用した方がいいのですか?

ムコダイン錠は比較的安全なお薬ですが消化器系の副作用が出ることも稀にあります。

心配な場合は必ず食後に服用すること。また医師に相談してムコダイン錠と一緒にムコスタを処方してもらうことをおすすめします。

ムコダイン錠を飲んで車の運転をしても問題ありませんか?

ムコダイン錠は比較的安全で眠気などの副作用は報告されておりませんがムコダインと一緒に眠くなる成分を含む咳止めや風邪薬を処方される事がありますのでその際は眠気車の運転は控えてください。

ムコダイン錠と一緒に飲み合わせてはいけない薬がありますか?

ムコダイン錠との組み合わせに注意が必要な薬は基本的にありません。

他の薬と一緒に使用することができます。

ムコダイン錠のジェネリック医薬品はありますか?

ムコダイン錠にはジェネリック医薬品が存在します。

ジェネリック医薬品とは新薬(先発医薬品)と同じ有効成分、同じ効果があるとされています。

ジェネリック医薬品は新薬の特許期間などが過ぎた後に他の製薬会社から製造・販売されており有効成分が同じで効果・効能、品質、安全性が新薬と同等であることを条件に国から承認されている薬です。

そのため、ジェネリック医薬品と新薬(先発医薬品)には有効性や安全性に違いはありませんが最新の製剤技術により様々な工夫を加えたものもあります。(薬の形、色、味、添加物などは違っても良い。)

またジェネリック医薬品は新薬(先発医薬品)に比べて価格が低く設定されています。ムコダイン錠500mgは1錠14.7円に対してジェネリック医薬品であるカルボシステイン錠500mgは1錠6.8円です。

これは新薬が有効成分の探索や候補となる成分の有効性と安全性などを確認するため長い歳月と莫大な費用をかけているのに対してジェネリック医薬品はこの新薬(先発医薬品)の使用実績やデーターを元に効率よく費用をかけずに開発に取り組むことができたのからです。

これは患者さんの負担を軽減し国の医療費抑制にも貢献しています。

カルボシステイン(サワイ、トーワ、テバ、KN、JG)やC—チステン錠(鶴原)、クイスロン錠(辰巳)、シスダイン錠(武田)、はジェネリック医薬品に分類されます。

 

薬剤師からのワンポイントアドバイス

欧米ではジェネリック医薬品は一般的に使われており日本でも国がジェネリック医薬品を推進しています。ジェネリック医薬品を使用したい場合やジェネリック医薬品について不明な点、不安に思うことがあれば薬剤師に相談すると良いでしょう。

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Q&A

ムコダイン錠を飲むときはお酒を控えた方がいいですか?

ムコダイン錠は比較的安全なお薬ですがムコダイン錠を服用している間は何らかの症状の治療中であるはずなので飲酒は控えることをおすすめします。

また、風邪の症状を例に挙げた場合処方医からはムコダイン錠以外の薬が出されることがほとんどですので他の薬との相互作用を考えると薬の服用中はお酒は控えましょう。

カルボシステイン錠、クインスロン錠はムコダイン錠と効果が違うものですか?

カルボシステイン錠、クインスロン錠はジェネリック医薬品(後発医薬品)と呼ばれ先に販売された新薬(先発医薬品)ムコダイン錠の有効成分に対する特許が切れた後に他の製薬会社が同じ有効成分で製造・供給している医薬品です。

よって効果への期待は同じだと考えられています。

外用薬の使用時の注意点は?

ムコダインに外用薬は存在しません。

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薬剤師 まとめ

ムコダイン錠はたんを出しやすくしたんの切れを良くすると共に鼻水を出しやすくするお薬です。基本的には副作用も少なく安全性の高い薬です。そのためムコダイン錠と同じ成分の入った市販薬も販売されています。使用には医師の指示または添付文書に記載のある用量・用法をきちんと守って正しく服用してください。とはいえ薬に対して何らかのアレルギー症状が出たことのある方、妊娠中、高齢者の方、肝障害、心疾患のある方には注意が必要です。必ず医師に相談してください。また副作用については稀に重大な副作用が出ることがありますので薬を飲んで異変を感じた場合はすぐに医師、薬剤師に相談しましょう。最後にムコダイン錠を服用して効果がないように感じても自分の判断で薬を飲むことをやめたりせず処方された日数はしっかり続けるように心がけてください。そのうえで効果が不十な場合は医療機関を受診して医師の指示に従うようにしてください。

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